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どの党を推す?日本の政党解説

現在の日本の政党について紹介

選挙制度が大きく改正されたことで、18歳以上であれば国政選挙の参政権を得られるようになりました。
テレビやメディアでは連日のように政治家のスキャンダルについて報じていますが、そうした悪いニュースばかりが面白おかしくピックアップされ、肝心の政治的バックボーンについてはほとんど知らされていないという状況が出来ています。

日本においては有権者の政治への関心の低さがたびたび問題視されていますが、そもそもとしてそれぞれの政党がどういった特長を持っているか、理解していない人も多いのではないでしょうか。

日の丸

2018年現在国会に議席を持っている党は11あります。
自由民主党、立憲民主党、民進党、希望の党、公明党、日本共産党、日本維新の会、自由党、社会民主党、日本のこころ、沖縄社会大衆党で、他に無所属で活動している議員が衆議院で4名、参議院で10名います。

最大議席を持つのが自由民主党で衆議院284議席、参議院123議席の合計407議席(2017年12月26日時点の発表)です。
また政権運営のために与党となっているのが公明党で、議席数は衆議院29、参議院25となっています。

最大野党となっているのは、2017年より活動を開始した立憲民主党で衆議院56議席、参議院6議席です。
現在与党の議席数は、衆議院で全313と過半数を大きく上回っており、安定的な政権運営を行っています。

主な政党の特長と歴史

現在最大議席を持つ与党の自民党は、1955年に誕生をした党であり、戦後10年間の政治的混乱ののちに日本経済団体連合会など財界からの希望から、保守合同政党として結党をしたことがきっかけです。
結成してから1993年まで55年体制と言われる長期政権を担うことになり、冷戦が終結をしたことにより一時政権が終了しました。
現在では再び政権に復帰するとともに、保守政党として絶大な支持を集めているところです。

第一野党となっているのが立憲民主党ですが、これは2017年以前まで民進党として活動してきた党員が分裂してできた政党です。
民進党は2016年に民主党と維新の党が合流をしてできた政党で、維新の党も現在は日本維新の会として合流をしなかった議員が別の党として活動をしています。
かつて政権をとっていた民主党の主張の流れとしては現在の立憲民主党が最も大きく汲んでおり、革新系政党として自民党から真っ向から対立する主張を展開しています。

一方で新しくできた希望の党は、旧民主党の一部議員を取り込んでできた政党で、こちらはどちらかというと保守よりの主張をしています。
旧維新の党から派生した日本維新の会も保守系に近い主張ですが、与党とはまた異なる方面から政策を提示しています。