カードローンの基礎
社会人としてデビューするタイミングで作っておきたいのがクレジットカードです。
クレジットカードはネット通販をするときの利便性を高めるとともに、月々の支払いをスムーズにできる大変便利なものです。
定期収入があればクレジットカードの審査も通りやすくなるので、会社員など勤め人として社会人デビューしたら、そのタイミングで発行をしておくことがおすすめになります。
その一方で、使い方で注意しておきたいのがカードローンの利用です。
本来クレジットカードはショッピング枠として、物品の購入やサービスの利用に対してクレジットカードを通じて先払いをしてもらい、翌々月に支払いをするという形をとっています。
しかし、ここ最近ではほとんど全てのクレジットカードに最初からキャッシング枠がつけられており、ショッピング枠のように現金を先に借り入れることができるようになりました。
キャッシングはコンビニなどに設置してあるATMから簡単にできるようになっているので、もし自分の銀行残高が少ないというときも、このカードローンを使用することで素早く現金を利用することができます。
キャッシング枠の支払いも翌々月にまとめて行われますが、その場合に高い金利がつくようになっているので、使用頻度が高くなるといつのまにか金利だけで莫大な借金が発生してしまうということになります。
ショッピング枠の場合は分割にしなければ金利がつくことはありませんので、その違いをしっかりと理解して、使い分けをしていくことが大切です。
利用時の危険性について
まず法律で定められている金利ですが、金銭の貸付は利息制限法・貸金業法、出資法という法律で厳しく定められています。
具体的には借り入れが10万円未満の場合は20%、10万円~100万円未満は18%、100万円以上は15%を超える利率をつけることはできません。
過去には29.2%という高利であったものが改正されたのですが、それでも借りた金額の20%が利息として付くということは、非常に高額なものであることは理解できるでしょう。
また、以前まではキャッシングローンというと消費者金融が主流でしたが、現在はほとんどの消費者金融は銀行系と提携しており、見た目は銀行のカードローンとして行われています。
銀行も近年では個人向けのキャッシングローンにかなり力を入れており、街中には多くの広告を見かけています。
キャッシングローン自体は現金をその場で使える便利なしくみですが、使用が常態化してしまうと毎月約2割の利息がつくことになるため、最終的には支払能力を超えた借金になってしまうということも考えられます。
利用をする時は利息を含めた返済計画を立て、限度を意識した使用をしましょう。