仕事が捗る理由
インターネットが普及したことによって大きく変化したことの一つに、場所を選ばずに仕事ができるようになったということがあります。
特にIT系サービスの仕事は、通信環境さえあればどこでもできるという種類のものが大半であることから、あえて社内ではなく外で仕事をするというスタイルをとっている人も多くいるのです。
「ノマドワーカー」という言葉が流行しはじめたのはここ10年くらいのことですが、これはノートパソコンと携帯電話だけを持って、オフィスを特定の場所に限定せずに、どこでも仕事をするというスタイルをしている人を指しています。
どこで仕事をしてもいいなら会社でやればいいじゃないかと思う人がいるかもしれませんが、IT系サービスは自由な発想があってこそできることも多いので、いろいろな場所で仕事をするというスタイルと非常に相性がよいのです。
中でも特にノマドワーカーに人気があるのは、カフェでの仕事です。
都内などでは有名コーヒーチェーンでノートパソコンを広げている人を多く見かけますが、そうした人たちもカフェが特に仕事がはかどりやすい場所であることを知っていてやっているのでしょう。
なぜカフェがノマドワーカーに向いているかというと、おいしい飲み物と適度な騒音が関係しているでしょう。
カフェというのは完全に静かになることはなく、常に人の足音や会話が聞こえてきます。
その音量は約70デシベルと言われており、この適度な騒音がかえってリラックスをさせてくれるという研究もあります。
またこれは心理的なものですが、人に見られて仕事をするということそのものが自分の中で自信や優越感になることから、よい仕事をしようという意識が高くなるのです。
自宅のように誘惑が近くにないことから仕事も進めやすく、多くの良い影響を仕事にもたらしてくれるのでしょう。
Wifiが使用できるノマドカフェの紹介
ノマドワーカー向けに設備を設置してくれる場所を「ノマドカフェ」と呼ぶことがあります。
都内にはチェーン店以外にも個人で経営しているお店がたくさんありますが、それらの中には隠れ家的ノマドカフェとして受け入れていることもよくあります。
ノマドカフェとして使用するときに必須なのがWi-Fi環境です。
また、テーブルに電源タップが自由に使えるようになっていることも条件として必要です。
都内にある有名なノマドカフェとしては、まず渋谷にある「楽天カフェ」があります。
これは大手ネットサービスの楽天が運営するカフェで、全席Wi-Fi使用可能などとても便利な環境になっています。
もう一つ有名なのが、道玄坂の「FabCafe Tokyo」です。
こちらは個性的な内装とレトロな雰囲気で、新しい発想を求める人にぴったりでしょう。